【ビヘイビアパックの適用方法(リソースパック有り)】

はじめに

ここではビヘイビアパックと連携しているリソースパックが有るパターンについて、contents-project環境に同梱しているアドオンパックを例に挙げて適用方法を説明します。
Websocketサーバーはホストプレイでのみ利用可能なのでPC内の以下のフォルダへコピーして使います。
ゲームデータのホームフォルダ
C:\Users\<PCのユーザー名>\AppData\Local\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang
                    

ビヘイビアパックをコピー

プロジェクト環境のapp/packs/behavior_packsフォルダ内には以下の構成でファイルが格納されています。
manifest.jsonには、ビヘイビアパック名「family-customize」で登録してあります。
カスタムビヘイビアパックの内容
/for-family
    manifest.json   マインクラフトがビヘイビアパックを認識するための情報
    pack_icon.png   ビヘイビアパックのアイコン
    /entities       エンティティ定義
    /functions      functionコマンド定義
    /items          アイテム定義
    /loot_tables    ルートテーブル定義
    /recipes        レシピ定義
                    

上記のfor-familyフォルダを以下のゲームデータのフォルダへコピーします。

リソースパックをコピー

プロジェクト環境のapp/packs/resource_packsフォルダ内には以下の構成でファイルが格納されています。
manifest.jsonには、リソースパック名「family-customize」で登録してあります。
カスタムリソースパックの内容
/for-family
    manifest.json       マインクラフトがリソースパックを認識するための情報
    pack_icon.png       リソースパックのアイコン
    /animations         アニメーション定義
    /attachables        装備品のアタッチ定義
    /entity             エンティティ定義
    /models             エンティティモデルの定義
    /render_controllers レンダリングコントローラーの定義
    /texts              多言語テキスト定義
    /textures           テクスチャファイル
                    

上記のfor-familyフォルダを以下のゲームデータのフォルダへコピーします。

ワールドを新規で作成する時

以下のワールド作成画面から左メニューの「ビヘイビアーパック」を選択すると右側にfamily-customize(今回コピーしたカスタムビヘイビアパック)というビヘイビアパックが表示されます。
そしてfamily-customize項目右側の「有効化」ボタンをクリックします。


以下のような表示が出たら設定完了です。
この時、連携しているリソースパックがある場合は自動的に適用されます。


左メニューの「リソースパック」を選択すると適用されている事が確認できます。


あとは「作成」ボタンを押して新しいワールドへログインしてください。

既存のワールドに適用する時

以下のワールド選択画面から今回のカスタムビヘイビアパックを適用するワールドの鉛筆マークのボタンをクリックします。


ワールド設定画面の左側のメニューから「ビヘイビアーパック」をクリックします。


右側の「マイパック」プルダウン項目を開いてfamily-customizeのビヘイビアパックを選択すると、その下に「有効化」ボタンが表示されますのでそれをクリックします。


すると以下の画面のようにダイアログが表示されるので不安な方はワールドのコピーを取っておいてください。
準備ができたら以下の赤枠の部分をクリックしてください。


以下の画面上部に出ているような「family-customizeがアクティブ化されました」と表示が出たら設定完了です。
この時、連携しているリソースパックがある場合は自動的に適用されます。


右側の「使用中」のプルダウン項目を開くとfamily-customizeのビヘイビアパックが最上部に適用されている事が確認できます。
family-customizeビヘイビアパック項目の下に「無効化」ボタンが表示されますので、これをクリックすると有効化した後でも無効にする事ができます。


最後に左メニューの「リソースパック」をクリックして連携しているリソースパックが適用されている事を確認します。
右側の「使用中」のプルダウン項目を開くとfamily-customizeのリソースパックが最上部に適用されている事が確認できます。
マルチプレイを想定している場合には「参加にはリソースパックの受け入れが必要」のチェックボックスをオンにしておきましょう。



ビヘイビアパックを更新する時

一度カスタムビヘイビアパックが適用されたワールドでは、その後ビヘイビアパックやリソースパックを更新しようとしてもゲーム画面の操作では更新できません。

更新されたカスタムビヘイビアパックやリソースパックを以下のワールドデータへ直接上書き、あるいは入れ替えをしてからマインクラフトを再起動すると適用されますので、新しいワールドを作らずに保存された構造物等をそのまま利用したい場合には便利です。
ワールドデータが保存されているフォルダ
C:\Users\<PCのユーザー名>\AppData\Local\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds
                    

上記のフォルダには以下のようにワールド単位でフォルダが保存されていますが、そのままではフォルダ名がエンコードされていてどのワールドデータなのか区別がつきません。


そこで各フォルダの中にはlevelname.txtというワールド名が記載されたファイルが存在しますので、直接ファイルを開いて確認するかテキストエディタのgrep機能等で検索して確認する方法もあります。
もし一意の名前を付けていない場合はゲーム画面からワールド名を変更できますので一度その操作を行ってから再度確認するのがいいでしょう。

以下のワールド一覧画面にある鉛筆マークのボタンをクリックするとワールドの設定画面が開きますので、左メニューの「設定を編集」⇒「ゲーム」をクリックするとワールド名を編集する項目が右側に表示されます。


更新対象のワールドフォルダが特定できたらその配下にbehavior_packsresource_packsのフォルダがありますので、その中を上書きするか入れ替えるかしてからマインクラフトを再起動してください。