【アクションコマンドの種類】

はじめに

CLI ランチャー実行画面
CLI ランチャー実行画面
SOCKET-MANAGER Framework の CLIランチャーでは、サービスの起動・停止・再起動・状態確認などをコマンドラインから直接操作できます。
これらのアクションは JSON 形式のサービス設定ファイル(setting/services.json)と連携して動作し、GUIモードと同等の操作を CLI から実行可能です。
本記事では、CLIランチャーで利用できる各アクションの特徴と使用例を整理して解説します。

CLIランチャーの概要

SOCKET-MANAGER Framework の CLIランチャーは、GUIランチャーと同様にサービスの起動・停止・再起動・状態確認などを行える仕組みです。
操作はすべてコマンドラインから実行でき、JSON形式のサービス設定ファイル(setting/services.json)と連携して動作します。
GUIモードではボタン操作で行う処理を、CLIモードではアクションコマンドとして実行するイメージです。

基本アクション

サービスの起動・停止・再起動は以下のアクションで行います。
  • start:サービス名、または group:サービス名 を指定して起動
  • startall:設定ファイルに定義された全サービスを起動
  • stop:サービス名、または group:サービス名 を指定して停止
  • stopall:全サービスを停止
  • restart:サービス名、または group:サービス名 を指定して再起動(内部的には stop → start)
  • restartall:全サービスを再起動(内部的には stopall → startall)
これらのアクションにより、単一サービスから全体まで柔軟に制御できます。


start アクション実行
start アクションの実行


stop アクションの実行
stop アクションの実行


restart アクションの実行
restart アクションの実行


状態確認アクション

サービスの稼働状況を確認するには status または statusall を使用します。

status:指定したサービスの詳細を表示

status アクションの実行
status アクションの実行


statusall:全サービスの状態を一覧表示

statusall アクションの実行
statusall アクションの実行


これにより、個別サービスの詳細確認と全体の稼働状況把握を使い分けられます。

システム情報アクション

cpuinfo アクションでは、稼働中の物理サーバーの CPU 構成を確認できます。
論理CPU割当を行う際の参照情報として利用します。


cpuinfo アクションの実行
cpuinfo アクションの実行


特に「論理CPU数」の括弧内の番号は、サービス起動時に CPU 割当を指定する際に使用します。

ランチャー制御アクション

shutdown アクションは、GUI/CLI を問わず同一環境内で動作中のランチャーを終了させます。
チーム運用時に「どの端末でランチャーが起動しているか分からない」といった状況で有効です。
実行しても稼働中のサービスには影響を与えないため、安心して利用できます。
ただし、チームでの運用時は事前に管理者間で連携を取ることが推奨されます。


shutdown アクションの実行
shutdown アクションの実行



group 設定について

サービスをグループ単位でまとめて操作する場合は、サービス設定ファイル(setting/services.json)内で group を定義します。
GUIモードでは画面上から設定できますが、CLIモードでは group:サービス名 の形式で指定することで、グループ単位での操作が可能になります。

おわりに

CLIランチャーは、GUIに依存せずコマンドラインから柔軟にサービスを管理できる強力なツールです。
  • start/stop/restart 系でサービスの起動制御
  • status/statusall で稼働状況の確認
  • cpuinfo でシステム構成の把握
  • shutdown でランチャー自体の制御
  • group 設定 による複数サービスの一括操作
これらを組み合わせることで、運用環境やチーム体制に応じた効率的なサービス管理が実現できます。